君たちはどう生きるか 読書メモ
今話題の本書を読んでみて、印象に残ったことをまとめてみた。
偉人とか英雄とかいわれる人々は、みんな非凡な人たちだ。普通の人以上の能力をもち、普通の人にはできないことをしとげた人々だ。
普通の人以上だという点で、その人たちは、みんな、ぼくたちに頭をさげさせるだけのものをちゃんともっている。
しかし、ぼくたちは、いちおうはその人たちに頭をさげたうえで、
なお彼らがその非凡の能力を使って、いったいなにをなしとげたのか、また、彼らのやった非凡なこととは、いったいなんの役にたっているのかと、大胆に質問してみなければいけない。
非凡な能力で、非凡な悪事をなしとげるということも、あり得ないことではないんだ。
君たちはどう生きるか ポプラ ポケット文庫 p 186
英雄とか偉人とかいわれている人々の中で、本当に尊敬ができるのは、人類の進歩に役立った人だけだ。
そして彼らの非凡な事業のうち、真にねうちのあるものは、ただこの流れにそっておこなわれた事業だけだ。
君たちはどう生きるか ポプラ ポケット文庫 p 195
僕は、すべての人がおたがいによい友だちであるような、そういう世の中がこなければいけないと思います。
君たちはどう生きるか ポプラ ポケット文庫 p301
とても有名な本なのに今まで手に取ったことがなかった。
映画のセリフの中で、友達を作りますという場面に強い何かを感じて、原作を手にとり眺めてみた。
当時の時代背景の中で書かれた本だと思うと、尊敬しか生まれない。
自分の人生は自分自身でしっかりと考えないといけないんだということがよく分かる本だった。
本を手に取り、よく自分がどう生きたいのかを考えてみて、前に進まなくてはと思った。
どうでもいいことばかり考えて、不安になる自分が嫌になった。
こういうことも、ああいうこともできるんだという選択肢をもっと大切にしていかないといけない。
詰まってくぐ持ってしまった人生をどうにかしないと。
人生の岐路に立つあの人には何ができるかな、何を届けてあげられるだろうか。
自分にしかできないことで、人のために残せることってなんなんだろう。
希望を託されて、一人で歩むのは孤独だ。
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